リフォーム用語【ペット用フローリング材】
ペットの室内飼育に適したフローリング材としては、複合フローリング材やむくフローリング材などがあげられる。ただし複合フローリング材の場合は、目地の部分に猫や犬の爪が当たると、そこからササクレして傷が大きくなったり、水こぼれによって目地部分が膨らんでしまうことがある。ササクレなどを防止するために、コーティングしてあるもので、防滑性の高い複合フローリング材を選択するのがポイントだ。対してむくフローリング材の場合は、飼育するペットの大きさや飼い主の嗜好に合わせて選択する必要がある。例えば小型犬や猫などを飼育する場合に、北欧パインなどの針葉樹系を選択する人が多いが、針葉樹系はペットの肉球からの汗を吸着しやすいため、臭いが気になる人には向かない。広葉樹系の硬質なフローリング材で、汗や汚れの染み込みが少ないように仕上げているものを選択するといいだろう。一方、大型犬を室内で飼育する場合は、南洋材のウリンやスポッテッドガム、バンブーなどの硬くて強度と耐久性に優れたものがお勧めである。