リフォーム用語【防火構造の適合仕様】
以下の基準を満たした外壁や軒裏を「防火構造」という。 (1)耐力壁である外壁が、耐火構造または準耐火構造であるもの。 (2)土蔵造りであるもの。 (3)土蔵真壁造りで裏返し塗りをしたもので、それぞれの塗厚が2.0cm以上のもの。 (4)外壁の内側(屋内側)に次のいずれかを用いたもので、あわせて屋外側の仕様と組み合わせること。 ア.厚さ9.5mm以上の木工ボードを張ったもの。 イ.厚さ75mm以上のグラスウールかロックウールを充填した上に、厚さ4mm以上の合板・構造用パネル・パーティクルボード・木材を張ったもの。 (5)外壁の外側(屋外側)や軒裏に次のいずれかを用いたもの(間柱・下地が不燃材料以外でつくられる場合)。 ア.鉄骨モルタル塗りか木ずり漆喰塗りで、塗厚が2.0cm以上のもの。 イ.木毛セメント板張りか石膏ボード板張りの上に、厚さ1.5cm以上のモルタルや漆喰を塗ったもの。 ウ.土塗壁で塗厚が2.0cm以上のもの(下見板を張ったものを含む)。 エ.モルタル塗りの上にタイルを張ったもので、その厚さの合計が2.5cm以上のもの。 オ.セメント板張りか瓦張りの上にモルタルを塗ったもので、その厚さの合計が2.5cm以上のもの。 カ.厚さ1.2cm以上の石膏ボード張りの上に、亜鉛鉄板か石綿スレートを張ったもの。 キ.厚さ2.5cm以上の岩綿保温板張りの上に、亜鉛鉄板か石綿スレートを張ったもの。 ク.厚さ2.5cm以上の木毛セメント板張りの上に、厚さ0.6cm以上の石綿スレートを張ったもの。 ケ.石綿スレートか石綿パーライト板を2枚以上張ったもので、その厚さの合計が1.5cm以上のもの。