リフォーム用語【窓】
採光、換気、通風のために設けられる開口部のこと。主な窓には次のような種類がある。 (1)押し出し窓(くり出し窓)/左右を開くのではなく、窓の下部を押して開ける窓。浴室やトイレ、キッチンなど小さなスペースに用いられることが多い。浴室の窓は、湿気を抜くために開け放しにされることが多いため、防犯を考慮して開き方の小さい押し出し窓にするなどの工夫をする。 (2)腰高窓(こしだかまど)/大人が立った時の腰の高さ、だいたい80~90cmの高さが下端になっている窓。一般的に、バルコニーの付いていない壁面に設置される。 (3)高窓/天井近くなど壁の高いところに設けられた明かり取り用の窓。天井高が3m以上あるような部屋や吹抜け部分に付けられることが多い。開閉できない場所は、はめ殺し窓になることが普通だったが、最近はリモコン等で開閉操作できる窓も増えてきた。 (4)出窓/建物の外に突き出たような形の窓で、弓形のボウウインドウ、台形のベイウインドウがある。外に突き出ている分、室内に広がりを演出する効果がある。奥行きが20cm程度あると飾り棚として活用でき、照明器具や鉢植えを置くなど実用的。 (5)天窓/天井にある窓。「トップライト」ともいう。 (6)掃き出し窓/もともとは、床面近くに設けられた掃除用の小さな窓のことを掃き出し窓といった。しかし近年は、バルコニーやテラスへの出入り口にもなる、大型のリビング窓を指すことが多い。 (7)はめ殺し窓(フィックス窓、FIX窓)/採光だけを目的とする窓で、開閉できないもの。玄関ホールの吹抜け部分などによく使われる。