リフォーム用語【見付面積】
風を受ける建物の面積のことで、風圧力に対する必要軸組の長さを求める元になる。見付面積は、張り間方向(小屋梁と平行の方向)、けた行き方向(小屋梁と直角の方向)ともに、1階床から1.35m上に線を引き、それより上の部分の垂直面積を指す。建築基準法では、2階建て以上あるいは延床面積50m2以上の木造住宅を設計・建設する場合、地震力と風圧力それぞれに対して必要な軸組の長さ(必要壁量)を算定し、それぞれが基準値(風圧力の場合は「見付面積×50cm/m2」が基準値となる)よりも大きくなければならないと定めている。 ●例えば張り間方向の見付面積が30m2の場合には、「30m2×50cm/m2」で、必要な軸組の長さは15mになる。仮に4.5cm×9cmの2ツ割筋交い(倍率2.0)を入れると、7.5m以上の軸組が入っていれば、「7.5m×2.0=15m」でOKになる。