リフォーム用語【耐火構造】
壁・床・柱などの建築物の主要構造部分で、通常の火災による火熱が一定時間(最上階から2以上4以内の階の場合は1時間)加えられた場合に、構造耐力上支障のある変形や溶融、破壊その他の損傷を生じないものを「耐火構造」と、建築基準法では規定している。具体的には以下のようなものがあげられる。 (1)壁/鉄筋コンクリート造や鉄骨コンクリート造(厚さ7mm以上)、鉄骨造+ラス・モルタル(ラス・モルタルの厚さが3mm以上)、鉄骨造+コンクリートブロック(コンクリートブロックの厚さが4mm以上)、ALCパネル(軽量気泡コンクリート製パネル、厚さ7.5mm以上)など (2)柱/鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造+防火被覆(ラス・モルタル等)など (3)梁/鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造+防火被覆(ラス・モルタル等)など (4)床/鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造(厚さ7mm以上)、鉄骨造+ラス・モルタル(ラス・モルタルの厚さが両面ともに4mm以上)など (5)屋根/鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、ラス・モルタル造、ラス・コンクリート造、鉄筋コンクリート製パネル(厚さ40mm以上)、ALCパネルなど (6)階段/鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、レンガ造、石造、コンクリートブロック造、鉄骨・鉄板など。