狭小住宅
最近増えてきた都市型狭小住宅。そもそも狭小住宅とは、敷地10坪(約30m2)-15坪(約50m2)の土地の上に建てられた住宅のことを言います。そんな限られた敷地に住宅を建てるポイントや当社が手掛けた狭小住宅をご紹介いたします。
狭小敷地や変形敷地を有効的に使うポイント
3階建て
大阪市内や都市部には狭い土地がたくさんあります。 一般の住宅(20坪程度)を建てるために売られている土地に比べ、狭小土地は、安く購入できる可能性があります。都市部で安く購入した土地に新築住宅を持てることが最大のメリットです。狭い敷地に居住空間を確保しようとすると、ごく一般的には、都市型3階建住宅になるでしょう。必然的に上下方向に居住階を増やすことになります。ただし、木造3階建ては特殊な建物です。十分な設計監理をしないと、危険な家になってしまいます。建売のイメージで考えていると安く気軽に建てられると思いがちですが、マジメに木造3階建てを建てるには、それなりの価格と技術がどうしても必要不可欠となります。
収納
限られた空間を有効に使うには、収納力が一番の問題点になりやすいです。所持している「モノ」を把握し、家づくりにおいて収納量を考えて設計する、しないでは雲泥の差が実際の暮らしの中では出てきます。
a. 小屋裏収納
構造上は「閉ざされた」場所で、高さ1.4m、直下階の床面積の1/8以内なら床面積に算入されません。季節物などの収納に大変便利です。
b. デッドスペース活用
階段下、キッチンやダイニングの床下などの閉ざされた場所・また、上がり框の下や玄関など、使っていない場所やあまり使わない場所こそ収納スペースとして活用。
c. 壁面収納
壁の厚みも収納スペースになります。たとえば奥行き10?15cmの棚をそのまま廊下の壁とすることで、CDやDVD、文庫本などの収納スペースになります。
ロフト
一般的に、屋根裏の傾斜天井になっているところを空間として使うときに採用します。ロフトは高さ1.4m以内、面積が直下階の1/8という制限を守れば床面積に算入されませんし、ベッドルーム・収納スペースとして上手く使うことで、フロアを広く、フル活用できます。また居室全体においても空間が広がる為、圧迫感がなくなり快適な生活が出来ることでしょう。特に幼少時代に生活するロフトスペースは、子供たちはの良い大きな記憶となり、子供のベッドルームには最適です。
ビルトインガレージ
狭小住宅に欠かせないのが、使い勝手の上でも「ビルトインガレージ」が必要となることは多いです。敷地に余裕があれば「ビルトインガレージ」にする必要はないでしょうが、狭小地の場合は「ビルトインガレージ」にせざるをえないこともあるでしょう。中には「車を2台入れたい」という方もいらっしゃいますが木造の場合は強度の問題から、構造計算を十分に行った設計と工法を必要とします。 ビルトインガレージは都心での駐車場の価格の高さや防犯面も考えると必要不可欠であり3F建てにする大きなポイントでもあります。