トイレバリアフリー
高齢者、障害者にとって、トイレはもっとも自立して使用したい空間です。 現在、高齢者をはじめとした『バリアフリーの環境を必要とする人』はもちろん、共に暮らす家族自身にとっても、安心できるトイレ空間の準備は大切と言えるでしょう。
主なトイレの工事内容
手すりの取付け 床面段差解消工事 便器嵩上げ工事 ウォシュレットの設置 昇降式便座の設置 全面改装工事 開口部拡大・扉交換工事 洗浄レバーのリモコン工事
【車いすでも使いやすく】
車いすでトイレを使う場合は、開口部をできるだけ大きくしましょう。80cm以上が理想です。タンクがないタイプの便器の背を扉側になるよう設置すれば、後ろに人が立って介助することもできますよ。
【コンセントを増やす】
便器の前の使いやすい位置にコンセントを追加すると便利です。冬の寒い時期、暖房器具を置くといいですね。
【扉を開閉しやすく】
扉は開き戸より、引き戸のほうが開閉しやすく、取っ手は大きい方が扱いやすいですよ。上吊りタイプの扉なら、軽く開閉できる上に、床が完全に平らになるので、つまずきも防止できます。ノブを変えるだけでもグンとラクになりますよ。
【トイレまでの通路に照明を】
トイレが寝室の近くにあるのがベストですが、離れている場合、移動中の足下を照らす照明を付けましょう。人の動きを察知するセンサー付きの照明器具がおすすめです。
【まぶしすぎない照明に】
夜中、トイレに起きるとその後眠れない」というお年寄りの声を聞きます。トイレ全体の照明のほかに、カウンターの下に照明を取り付け、夜中はこの照明だけをつければ、まぶしすぎません。
【立ち座りを助ける工夫を】
立ち座りを助けるために、L字型に手すりを付けるのがおすすめです。棚を付けると、手のひらを使って体を支えることができます。便座の昇降装置を付ければ、さらに便利です。